神奈川の身近な自然を訪ねて ~小田原城・箱根板橋周辺の歴史と自然を楽しむ~


開催日:4月12日(日)晴れ
参加者:59名(内JFIK会員11名)

“春に3日の晴れは無し”どころか、雨続きだった昨日までとは打って変わり、この日に狙いを定めたように“おひさま”が久しぶりに顔を覗かせた。

小田急箱根登山鉄道「箱根板橋駅」から、7班に分かれてスタート。北条氏康が上水道として施設したとされる小田原用水に沿って歩く。用水路に沿って、ハナニラ、ツタバウンランのかわいい花々。

程なく、昭和の電力王、松永安左ヱ門の旧自宅敷地にある松永記念館に着き、茶室(老欅荘)や庭園を見学。数寄屋造りの茶室や、シダレザクラ、テンダイウヤクなどを楽しんだ。

さらに、香林寺を訪ね、ヤマブキ、カリン、アケビ、ウンナンオウバイ、リュウキュウバイなどの春の花の木を愛でた後、明治の元勲山形有朋の別荘(古稀庵)を経て小峰の大堀切に。

大堀切は北条氏が構築した空堀で、周囲9キロに及ぶ戦国期最大の城郭。空堀の底を歩くと、ホウチャクソウ、ヤブレガサ、ウラシマソウ、ウバユリ、ナツトウダイ、セントウソウなど、珍しい草花の宝庫だった。

城山公園での昼食後、小田原高校周辺林を歩く。この辺りも、中世小田原城の遺跡。カシ類、クスノキ、ヤブツバキなどが林立する。山を下り、小田原城内に。バクチノキ、カリンの花などに、参加者の方々は、「へぇ~!」「まあ、かわいい!」と。

天気も良く、楽しいひと時は、二の丸公園で解散となりました。

老欅荘 スイレンを見る

老欅荘 スイレンを見る

老欅荘 シダレザクラ

老欅荘 シダレザクラ

小田原高校周辺林

小田原高校周辺林

小田原城 スズメノエンドウ

小田原城 スズメノエンドウ