巨樹がくれた夢(その2)コロナのこと


「巨樹がくれた夢(その1)夢」へ戻る

自分の歩んできた道を思い返すことが多くなった今日この頃、自分は年代的に戦争という大きな出来事を経験しているのだが、幼児として体験したのみで、まともに遭遇はしていないし、大きな艱難辛苦も経験しなかった。このまま無事に人生を終ることになりそうだし、実に幸せな世代の一員なのだと考えていた。

コロナ禍で利用客の居なくなった空港カウンター

ところが、一週間も経たないうちにコロナ問題が顕在化し、あれよあれよという間に、地球レベルの危機であることが明らかになり、いまだに先の見通せない状態で、私の抱いた幸福感は吹き飛んでしまった。

最初に思ったことは、人類文明の行き過ぎに対する神の怒り・地球の復讐の類に違いないということであったが、すぐにそんな短絡的・感情的なものではないと思い直し、冷静に考えてみた。

改めて思ったことは、人類が長年自然の摂理に反して活動してきたことに対する当然の帰結であるということであった。その時、私の頭の中には森や巨樹・巨木、大海原、宇宙から見た地球などのイメージが去来していた。そして、自分も人類の危機ともいうべきこの大災忌に向かい合う当事者の一人であることを確信した。

その3へつづく

巨樹がくれた夢
2021年2月12日 佐藤 憲隆

 


カテゴリー: 森のエッセイ   パーマリンク

コメントは受け付けていません。