巨樹がくれた夢(その5)世代としての後ろめたさ


「巨樹がくれた夢(その4)森林、そして巨樹・巨木たち」へ戻る

学卒社員として入社した頃、先輩たちに「君たちは可哀そうだ」とよく言われたものである。何のことかよく分からなかったが、賞与や年金の額のことを言われていたようである。ところが、今は我々がその言葉を若い世代に感じているのが現実となっている。金額だけでなく仕事の確保も難しくなっている若い世代の人たちに、勝手に後ろめたさを感じている。つましくても食うに困らない我ら年金生活者は、若い世代に対して相対的に豊かになっているのかもしれない。

テレビで放映された、娘一人と過ごすシングル・マザーの話、特売の卵を娘だけに食べさせ、自分は食べないとのこと。思わず涙が出てしまったが、自分に出来ることは見当たらず、鬱々と晩酌をしている今日この頃である。

「巨樹がくれた夢(その6)心の依り代としての自然」へ

巨樹がくれた夢
2021年2月12日 佐藤 憲隆


カテゴリー: 森のエッセイ   パーマリンク

コメントを残す