鳥人第22羽 ~カワラヒワ


身近にいるからこそ初心者におススメしたい。
一般の人はスズメと思っている鳥、カワラヒワ。kawarahiwa

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

高校生の頃、田んぼの真ん中に建ってる高校でしたから、
窓を開けていると時々教室に、野鳥が飛び込んできました。
ある日の放課後、部活のパート練で、茶色い鳥が飛び込み、
同級生「あ!スズメ!」
すでに鳥屋だった高2の鳥人「いやアレ、カワラヒワ」
同級生と後輩の、頭上に(?)が浮かび上がった顔が忘れられません。

カワラヒワは群れで行動し、驚くといっせいに飛び立ちます。kawarahiwa010

 

 

 

 

 

 

その時に、翼の鮮やかな黄色が目立ち、
一瞬風景が黄色くなったように見えるほど。kawarahiwa011

 

 

 

 

 

 

 

鳴き方は「キリキリ・・コロコロ・・」と
秋に鳴く虫のような声を出したり、
求愛する時、濁った声で「ジュイーン」と鳴いたりします。
どちらも特徴あるので覚えやすいです。
分類としては留鳥ですが、
盛夏が過ぎ、ツバメが南国へ帰る頃、
里に暮らす群れに加え、
少し標高の高い所で暮らしていた群れが加わり、
冬にかけて大集団となります。
鳥を探す“鳥目”になってない時は
きっと、スズメだと思って見過ごしているでしょう。
でもこの鳥を見るのは簡単です。
カワラヒワは種子食の中でも、特にヒマワリの種が好きです。
お近くに、観光目的でヒマワリを植えている所はありませんか。
9月に入るとそれが枯れて種子になります。
花が盛りの8月のヒマワリもいいけれど、
ぜひ9月にも足を運んでみてください。
そこに、たわわに実るカワラヒワが、きっと見られるハズです。

はい。突然ですが、かくれんぼクイズー!!
さてこの写真の中に、カワラヒワ何羽?2quiz
答えはこの下。

 

 

3quiz

 

 

 

 

 

 

 

黄色がカワラヒワ。
赤は、数えながら気づいたキジバトでした。
そのうち、キジバトについても書き散らかしますよ。

(2010年9月号会報に掲載したものを大幅に加筆)


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