鳥人第29羽 ~ガビチョウ


もはや、神奈川全県で普通種になってしまった特定外来種。
…仕方ない、一応触れておきましょう。
まぁ、一年中いるし、よく鳴くし、顔立ちも面白いし、
野鳥観察会では説明しやすい優れたアイテムになるのかなぁ?
眼の周りが白く縁取られてるから、画用紙の画に眉で画眉鳥なんですって言うと
参加者特有のへぇ顔が見られること間違いなしです。

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鳥人に寄せられる「この鳥何?」の質問ランキングでも、毎年上位に入ります。
色や大きさの記憶が曖昧な場合、
スーパーのゴミ置場など、1.変なところにいた。これでガビチョウを疑い、
2.大声で鳴いてた。これで確定。囀りがほとんど聞かれない冬だったらなおさらです。
さてこのガビチョウ、ものまね名人でもあります。
なぜこんな所でアノ鳥が?と振り向くと奴がいることもしばしば。
ただし、クロツグミの囀りとよく似ているので、夏鳥シーズンは要注意。
でもガビ子さんの声は、独特のこぶしがあるので、慣れると聞きわけられます。
ひとついいとこあげると、ガビ子の身体は日本人にはない柔軟さを持っていて
そのホッピングのしなやかさは、まるで体操選手のよう。
あそうか、中国出身だもんね、体操強いもんね~。

(2012年9月号会報に掲載)


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