<キクザキイチゲ(キンポウゲ科)>
3月頃に菊の花に似た白色~紫色の花を一輪付けます。早春に花を咲かせ、夏には地上部は枯れてなくなり、その後は翌春まで地中の地下茎で過ごすことからスプリング・エフェメラル(春の妖精たち)と呼ばれます。
(2月10日 川崎市・東高根森林公園にてH.N.さん撮影)
<ジロボウエンゴグサ(ケシ科)>
伊勢地方の方言でスミレを太郎坊と言い、これを次郎坊と呼ぶとの説があります。延胡索は漢方での名前です。これもスプリング・エフェメラルの一種です。
(2月10日 川崎市・東高根森林公園にてH.N.さん撮影)
<スハマソウ(キンポウゲ科)>
一般的には「雪割草」と呼ばれますが、3つに裂けた葉の先端が尖っているのがミスミソウ、丸いのをスハマソウと呼び分けています。スハマ(洲浜)とは海辺の砂州に形が似ているところからとのこと。葉は常緑なのでスプリング・エフェメラルではありませんが、春真っ先に咲く花の一種です。
(2月8日 川崎市・東高根森林公園にてH.N.さん撮影)