活動報告
かながわジュニア・フォレスター教室2023 第2回「森で遊ぼう」


日 時:10月21日(土) 8:30~16:00 天気:曇時々晴
場 所:神奈川県立秦野戸川公園園路及びバーベキュー場
参加者:36名(子ども23名、大人13名)、JFIKスタッフ:12名、公財)かながわトラストみどり財団:1名、看護師:1名

詳細は画像をクリックしてPDFをご覧ください。


活動報告
かながわジュニア・フォレスター教室2023 第1回「森で暮らそう」


日 時:7月22日(土)10:00~23日(日)16:00
場 所:南足柄市 足柄森林公園丸太の森
スタッフ:JFIK会員9名、かながわトラストみどり財団1名、看護師1名
一般参加者:児童等16名、保護者7名 合計23名

詳細は下記PDFをご覧ください。

活動報告ジュニア・フォレスター教室2023-1


かながわジュニア・フォレスター教室2022
 第3回「森で遊ぼう」


日 時:2022年10月15日(土)8:30~16:00
場 所:神奈川県立秦野戸川公園園路及びバーベキュー場
参加者:53名(子ども26名、大人26名、幼児1名)
スタッフ:JFIKスタッフ12名、かながわトラストみどり財団2名・広報関係4名・看護師1名

秦野戸川公園でのジュニア・フォレスター教室も実に3年振りの開催となりました。参加申込者が多くて抽選となってしまい、もれた方々には申し訳なかったですが、バーべキュー場のキャパシティからは目いっぱいの人数で中々にぎやかなイベントとなりました。

午前中は、樹木等を観察しながらバーベキュー場へ移動し、炭火をおこしてバウムクーヘン作りに挑戦しました。見事な年輪が出来た班もありましたが、苦労した班もありました。昼食はカートンドッグとバウムクーヘンのデザートと、楽しみながら頂きました。

午後のクラフトも、朴葉のお面作り、小枝の色エンピツアクセサリー作り、ブンブンゴマ作りと盛りだくさんで集中力を切らさずやり遂げた子供たちは達成感にあふれていました。

イロハモミジを観察

マッチで炭火おこし。

ホットケーキミックスで生地を作ります。

竹を回して焦げ目をつけます。

バウムクーヘン出来上がり!年輪もバッチリです。

カートンドッグが見事に焼きあがりました。美味しそう!

丸太切でノコギリ初体験

ナイフでのエンピツ削りも初体験

閉会式で班毎に感想を発表しました。

最後に全員で集合写真を撮りました。


かながわジュニア・フォレスター教室2022
 第2回「森で暮らそう デイキャンプで夏を満喫!」


日 時:2022年7月30日(土)10:00~16:00
場 所:南足柄市 足柄森林公園丸太の森
参加者:児童22名 保護者18名+幼児3名 合計43名
スタッフ:JFIK会員12名、かながわトラストみどり財団2名、看護師1名

丸太の森でのイベント開催は実に4年ぶりとなりました。台風で2回、新型コロナで2回中止になり、やむを得ないこととはいえ不運続きでした。さらに、本来は1泊2日のキャンプでしたが、キャンプ場リニューアル工事のため今年は日帰りイベントとなってしまいました。看板イベントでもあるので、少し残念でした。

当日は天気に恵まれ、蒸し暑い一日となりました。熱中症要注意ですが、公園内は標高も少し高く日陰も多いので夏のイベントには向いています。新型コロナも要注意ですが、熱中症対策として、状況に応じてマスクは外していいよとの指示も出されました。

午前中のプログラムは「林業体験」です。ナラ枯れした木の伐倒を見学し、遊歩道沿いに落ちている枝木を拾い集め、チッパーという機械で木のチップを作り、遊歩道に敷きつめるというものです。丸太の森でも場所によってはナラ枯れの被害は甚大で、子どもたちも、病気で枯れていく木々にショックを受けているようでした。プログラムリーダーが立ち枯れしたコナラをチェーンソーで倒すと、大きな音とダイナミックなシーンに歓声が上がります。林業の一端を実感できたことでしょう。チップ作りも初めての体験です。大きなエンジン音とバリッ、バリーッという機械音と共に、太めの枝もたちまち小さなチップになっていきます。時間の関係で広い範囲にチップを敷くことはできませんでしたが、普段歩いている遊歩道のチップがこのような作業でできていることが実感できたことでしょう。

木を切ったド~!

チップをちょーだい!?

午後は、子供たちお待ちかねの人気プログラム「リバートレッキング」です。いわゆる「沢登り」ですが、子どもたちにとってはプチ・アドベンチャーとなります。出発直後、先頭の班リーダーが何でもない所でバランスを崩して、いきなり水没! 「きっと演出に違いない」と思えば思えないこともありませんが…。でも、これで安心したのか、わざと水没する子も出て、とても楽しそうでした。身体を三点で確保する三点支持を基本に滑りやすい沢を登り、時には張られたロープをよじ登る。ビショビショに濡れても気にしない楽しいアドベンチャー体験です。1時間半ほどかけて沢を登りキャンプ場に帰ってきたときの顔は充実感にあふれていました。

最後は、班ごとによる感想文の発表が行われました。代表が一人で堂々と発表したり、班全員で発表したりと様々でしたが、それぞれ今回の楽しかったこと、もっとやりたいことなどを思うままに発表できていたと思います。「また来たい!」という声も多く聞かれ、来年こそは「キャンプ」が実施できることを願うばかりです。

三点支持が大切だよっ!

みんな、がんばりました~! 集合写真


かながわジュニア・フォレスター教室2022
 ~第1回「森で学ぼう」~


日 時:2022年6月12日(日)10:00~15:00
場 所:横浜市戸塚区名瀬町、名瀬谷戸の会管理の里山
一般参加者:56名(子ども34名、保護者21名、幼児1名)
スタッフ:JFIKスタッフ12名、名瀬谷戸の会会員5名
     かながわトラストみどり財団2名・看護師1名

ジュニア・フォレスター教室は、「第61回全国植樹祭 2010かながわ」のプレ事業として2009年にスタートしました。今年でもう14年目となるJFIKの看板事業の一つでもあります。当初は年3回開催でしたが、諸事情により2回開催となり現在に至っております。台風や新型コロナの影響もあり、この数年は開催自体も停滞しておりましたが、今年度は、当初の目的の一つであった「緑の少年団におけるリーダー層に相当する人材を育成して,開催後も継続した森に親しむ活動の仕組みを整備する。」という点をを見直そうということもあり年3回開催が復活しました。しかし、復活とはいえ新しく会場を確保し、新規プログラムを構築するのは困難なものがありました。そんな中、JFIKも設立当初より関わり、いまや貴重な市民活動へと発展を遂げている「名瀬谷戸の会」の協力により名瀬の里山で開催することができたのです。

開催数日前より、午前中雨あるいは午後から雨だとか、ころころ変わる天気予報に翻弄されましたが、当日は朝から天気に恵まれ、熱中症に注意が必要なほどの暑さとなりました。参加申し込みは児童40名、保護者27名、幼児1名の68名でしたがキャンセル等により56名を6班に分けての開催となりました。

午前中は、二手に分かれて「竹林整備体験」と「竹とんぼ作り」を前半後半の交代制で行いました。竹林整備体験の指導は、竹林作業には手慣れた名瀬谷戸の会メンバーが指導してくださり、子どもたちも「楽しい!」「自分で切った竹を持って帰る~!」と大好評でした。名瀬谷戸の会の協力がなければできなかったプログラムでした。ありがとうございました。竹とんぼ作りは「地産地消」をコンセプトに、名瀬の竹を加工して準備した材料を使いました。保護者の方と一緒に、バランスとりに苦労しながらも、やっと作り上げた竹とんぼが空高く空に舞うと、本当にうれしそうな笑顔を見せてくれたのが印象的でした。何日もかけて材料を作った竹とんぼオジサン(誰?)も報われたのではないかと思います。

午後は、「ミッション オリエンテーリング」と題してミッションをこなしながら名瀬の里山をぐるっと巡るプログラムです。回る順番が書いてあるミッションカードを引いて、各ミッションのあるⒶ、Ⓑ、Ⓒ、Ⓓ、Ⓔ地点目指してスタートです。…ところが、1時間もたたないうちに「30分後に雨がふるよ」と雨雲レーダー予報が…、急いで連絡を取り始めましたが、10分位で雨が降り始め、すぐに土砂降りに! 30分程のゲリラ豪雨でしたが、竹林に避難を余儀なくされた班も出て大混乱となりました。天気の良さに油断していました。雨雲レーダーなどで常に確認が必要だと反省です。ずぶ濡れ、足元ぐちゃぐちゃのミッション終了となりました。閉会式を早めた午後3時、あの土砂降りは夢だったかのように青空が広がってきました。(角田記)


竹林整備作業体験のようす

保護者も一緒に竹とんぼ作り

ミッションをクリアせよ!
虫を探してジャ~ンプ!でもこの後雨が…

はい、バター~! 集合写真
本日は晴天なり~……


かながわジュニア・フォレスター教室2019
第2回「森で遊ぼう」


日 時:2019年10月19日(土)8:30~16:00 曇時々雨
場 所:神奈川県立秦野戸川公園
参加者:一般30名、JFIKスタッフ11名、かながわトラストみどり財団1名、看護師1名

前日からの雨で開催が危ぶまれましたが、当日9時頃より雨が上がるとの予報で実施することにしました。

8時30分よりパークセンター左のケヤキの樹の下で受付開始。事前キャンセルもありましたが、当日キャンセルは0件で、30人参加者となり予定通り5班に分けることにしました。

芝生広場に移り9時15分より開会式とオリエンテーション。かながわトラストみどり財団の挨拶のあとスケジュール等の紹介、安全についてはヒルとスズメバチとに注意すること、特に増水した川に近づかないようにと説明をしました。

体操で身体をほぐした後班別に分かれて出発。最初は芝生広場からバーベキュー場までの園路を辿りつつ、ビンゴゲームを兼ねた植物や昆虫等の観察です。紅葉の始まった木々を眺めながら、各リーダー等の丁寧な説明に参加者は興味を深めているようでした。

バーベキュー場に着いて「八重のかざぐるま」作りです。約20cm四方のやや厚い色紙を型紙に合わせて切り竹串、ドングリ、留め具等で作ります。切った羽根を竹串に差し込むのに多少コツがあります。最初戸惑った子供たちもほとんど自分で完成し、走り回ってかざぐるまを回し楽しんでいました。

次はシラカシ等の葉を使った巻き笛です。葉の両端を切り幅4mmほどに巻きセロテープで止めます。次に口でくわえる部分をつぶして吹くだけの簡単なモノ。しかし作るのは簡単ですが吹き方に要領があり鳴らすのに苦労した人もいたようです。

ネイチャークラフトでお腹のすいたところでカートンドッグの調理に入ります。カートンドッグはパンを切ってキャベツ、ソーセージをつめアルミホイルで二重に包み、牛乳パックに入れ、火をつけるだけ。キャンプなどで経験している子供も多く焼き上がったドッグを美味しそうに食べていました。

次は「バウムクーヘン」作り。まずホットケーキミックス、牛乳、卵、砂糖を大きなボールに入れよく混ぜ生地を作ります。次に節を抜いた青竹の両端を2人で持ち、中央の30cm程の幅にお玉で生地を塗り回しながら炭火で焼きます。子供たちは生地を作る係、お玉で生地を塗る係、青竹を回し焼き上げる係と分かれてガンバリます。キツネ色の焦げ目の着いたところでまた生地を塗ります。これを繰り返すこと10数回、1時間半位掛かりました。参加者はカートンドッグ等とは別腹で手作りのバウムクーヘンを味わっていました。

この後全員近くの広場に移り閉会式を実施。各チーム代表による感想の発表、かながわトラストみどり財団の挨拶と修了書の授与後、講評を行いました。「自然とのふれあいが楽しくまた参加したい」、「バウムクーヘンが良くできた」等の発表や、保護者のアンケートでは「これまで送迎だけだったが初めて参加して大変楽しかった」という声もありました。

最後に参加全員での記念撮影のあと、紅葉のやや進んだバーベキュー場を後にパークセンターに向かい、終了としました。

受付の様子

アイスブレイキング

開会式の最後にストレッチで身体をほぐす

ネイチャービンゴで植物観察

多少雨に降られました

八重の風車作りに挑戦

完成した風車で遊ぶ

昼食はカートンドッグ

カートンドッグは美味い!

バウムクーヘンの生地作り

焼色を付けてはは、生地を重ね塗りします

大分大きく成ってきました

バウムクーヘン完成

バウムクーヘン、美味い!

各班代表の発表 A班は全員で発表

修了書の授与

最後に全員で集合写真

 


かながわジュニア・フォレスター教室2018 第2回「森で遊ぼう」


日 時:2018年10月20日(土)8:30~16:00
場 所:神奈川県立秦野戸川公園
参加者:一般33名、JFIKスタッフ13名、かながわトラストみどり財団1名、看護師1名

恵まれた天候の中、子供およびその保護者と共に午前中は観察会、竹のクラフト(竹鉄砲、巻き笛)を行い、昼食にはカートンドッグ、焼き餅、焼き芋を作りました。

午後はそのまま炭火の入った炉でバウムクーヘンを全員で協力して焼き上げました。

盛りだくさんのプログラムの中で自然と触れ合い、グループ内でのコミュニケーション作りなど様々な体験ができたようでした。

受付

オリエンテーション

準備体操

班に分かれて説明

この木は何だろう

リーダーの説明

ビンゴゲーム「色の花はどれ?」

竹鉄砲作り

巻き笛を吹く

­

カートンドッグを頬ばる

餅が美味しい

皆で協力してバウムクーヘンを焼き上げます

バウムクーヘンを切る

感想の発表

集合写真


かながわジュニア・フォレスター教室2017 第3回「森で遊ぼう」


日 時:10月21日(土) 8:30~16:00
場 所:県立秦野戸川公園園路及びバーベキュー場
参加者:一般 23名、JFIKスタッフ 14名、かながわトラストみどり財団 2名、看護師 1名

終日小雨という予報で開催が危ぶまれましたが、活動の大部分が屋根付きバーベキュー場ということもあり、実施することとしました。8時30分より受付開始。さすがに雨のためキャンセルが多く、予定の約半分の23名の参加者となり5班に分けることにしました。

小雨の中、大きなケヤキの下で開会式。かながわトラストみどり財団の挨拶のあと本日のスケジュール等の紹介、安全については特に最近大量に発生している蛭に注意するように説明をしました。

最初はパークセンター前からバーベキュー場までの園路を辿りつつ、ビンゴゲームを兼ねた植物と石の観察です。紅葉の始まった木々を眺めながら、各リーダー等の丁寧な説明に参加者は興味を深めているようでした。ビンゴゲームは分かりやすい設定でほとんどの参加者が完成していました。

バーベキュー場に着いてネイチャークラフトの開始。最初は「ぶんぶんゴマ」です。これは幅2cm、長さ10cmのモウソウチクの竹片に穴を空けタコ糸を通すだけですが、錐を初めて使う子供たちにはナカナカの難作業。そこは保護者も手伝って何とか貫通、あとは糸を通して上手に回していました。

次はシノダケの「パンフルート」。長さ異なるシノダケに蜜蝋を押し込んで栓を作り、吹き口から息を吹き込んで音を出すもの。タケの長さで音階が変わります。蜜蝋で栓を作ることが少し難しいようでしたが、皆少なくとも一本は完成して鳴らしていました。吹き方に要領があります。中には数本のフルートに挑戦する子も。

ネイチャークラフトでお腹のすいたところで「ネジネジパン作り」に入ります。小麦粉を練って粘土細工のヘビを作り、シノダケの先端に巻き付け炭火で焼くだけの手軽なもの。パンを焼きながら周りにサツマイモ、餅を置きます。パンがすべて出来上がる頃にはこの二つも焼き上がります。初めてという子供たちが多く、自分で練って焼き上げたパンをソーセージと一緒に美味しそうに食べていました。

大体お腹のいっぱいになったところで今回の最大のイベント「バウムクーヘン作り」。まずホットケーキミックス、牛乳、卵、砂糖を大きなボール入れよく混ぜ、生地を作ります。次に節を抜いた直径約10cm長さ1.5m程の青竹を炭火であぶり、油分や汚れをふき取ります。青竹の両端を2人で持ち、中央30cm程の幅にお玉で生地を塗りゆっくり回しながら炭火で焼きます。子供たちは生地を作る係、お玉で生地を塗る係、青竹を回し焼き上げる係と分かれて役目を果たします。キツネ色の焦げ目の着いたところでまた生地を塗ります。これを繰り返すこと15回以上、1時間と一寸掛かりました。さすがに終盤には飽きてシノダケでチャンバラを始める子も。出来たバームクーヘンは直径20cm超えの大きなもの。15の年輪がハッキリ見えます。

パン、焼き芋等で満腹ながらケーキは別腹らしく、参加者は市販のものとは一味違うバウムクーヘンを堪能したようです。全部は食べきれず家族へのお土産にした子もいました。

この後全員やや広い建屋に移り閉会式を実施。かながわトラストみどり財団から修了書及び皆勤賞(全3回の教室にすべて参加)の授与後、各チーム代表による感想の発表を行いました。感想は「ぶんぶんゴマ」とはじめての「バウムクーヘン作り」が楽しかったというものが多く、アンケートもほぼ同じような声が多くありました。

最後に全員を引率し、台風の影響でやや雨脚の強くなった中、バーベキュー場を後にパークセンターに向かい、そこで解散としました。

ケヤキの木の下で開会式

雨の中で自然観察

竹に穴を開けて「ぶんぶんゴマ」作り

出来上がった「ぶんぶんゴマ」を早速回してみる

次は「パンフルート」作り

出来上がった「パンフルート」を吹いてみました

ネジネジパン焼き

協賛ダイドードリンコ殿の飲み物を配布

バウムクーヘン作り

出来上がったバウムクーヘンを美味しくいただきました

修了書の授与

班代表の感想発表

最後に集合写真を撮りました


かながわジュニア・フォレスター教室2017 第2回「森で暮らそう」


日 時:7月29日9:20~30日16:00
場 所:足柄森林公園丸太の森
参加者:子ども55名、大人9名
スタッフ: JFIK 25名、かながわトラストみどり財団 1名、看護師 1名

雨も心配される曇天の中、9時20分より受付を開始しました。けやきの広場で、主催者挨拶、開村式とオリエンテーションを行いました。ストレッチ体操の後、班別のアイスブレイキングで自己紹介等を行い、観察会に出発しました。

今回の観察会は木の葉に注目したものです。葉の役目、付き方、広葉樹と針葉樹の違いを各リーダーは個々の樹木を前に解説しました。落ち葉拾いでは大きなホオノキの人気が高かったようです。途中にあるあずまやに拾った葉を持ち込んでスケッチ、木の葉に対する興味を深める班もありました。

林業体験は剪定ばさみで笹を中心とした下草等を伐るものです。今回の林業の意義と作業上の注意をした後、現場に入りました。初めははさみの使い方に戸惑っていた子供たちも、作業の終盤には上手くなり時間が来ても「まだやりたい!」との声も出ました。子供ながら数の力は強く、作業開始時とは見違える程きれいになったスギ林を後にしました。

キャンプ場に戻り15:00から夕食の準備です。カレーライス作りはほとんどの子どもたちに経験があるようで、各班とも分担を決めスムーズに取り組めたようです。キャンプという共同生活では、初めて会った子どもたち同士がすぐに親しくなって、コラボができることには目を見張るものがあります。

夕食後19:00からはキャンプの大きなイベントの一つであるキャンプファイヤーです。天狗の火付け式から始まり、エールマスターの他、担当スタッフのパーフォマンスに大いに盛り上がりました。

引き続き行ったナイトウォークは、アンケートでも初めての子どもが多く、大分興味を持ったようでした。曇天のため予定していた星空観察は諦め、旧福澤小学校でタブレット端末によるムササビの説明を聞きました。帰り道、運の良い班は複数のムササビを観察できたそうです。

翌日は昨夜からの雨もあがり、6時30分よりラジオ体操で1日の開始。朝食のカートンドッグも初めての子どもが多かったのですが、意外に手軽にできることもありバナナとともに美味しく食べていました。

ややカラ梅雨気味で、昨年より大分水量の少ない中でリバートレッキングに入りました。カワゲラ、トビケラなどの川虫、サワガニ、カエル等を観察しつつ遡上、堰堤等危険箇所にはロープを張りスタッフがガイドします。堰堤を登りきると相当達成感があるようでした。しかし中には滑って首まで水に浸かる子も。

けやきの広場に戻りおにぎり弁当で昼食。午後はシロダモ、ミズキ、スギ等細めの丸太でネイチャークラフトです。のこぎりで輪切り又は斜め切りで主に名札、コースター等作るもの。のこぎりを使ったことのない子どももあり最初は多少手こずるものもいましたが、最後は紐を通して完成させていました。

この後2日間の活動をアンケートと感想文にまとめ、各班代表が発表しました。感想の中には、他班とも交流したかった、もっと自由に活動したい等建設的意見もあり大いに参考になりました。

最後に参加者に修了書をお渡しし、全員を駐車場まで引率し散会しました。

開村式

ウォーミングアップ

葉の観察

葉のスケッチ

林業体験で笹の剪定

協賛ダイドードリンコ様提供の飲み物配布

カレー作り

キャンプファイヤー天狗登場

ナイトウォークでムササビ説明

朝のラジオ体操

朝食はカートンドッグ

リバートレッキンッグで堰堤越え

堰堤を無事クリア

ネイチャークラフトで丸太切り

閉村式で感想発表

修了証の授与

最後に全員で集合写真


かながわジュニア・フォレスター教室2017 第1回「森を知ろう」


日 時:6月24日(土) 9:00~15:10
場 所:県立四季の森公園
参加者:一般22名、JFIKスタッフ12名、トラスト財団1名、看護師1名

梅雨の合間の晴となり暑い中の活動となりました。スタッフは北口事務所前に集合、ミーティングを行い9時から受付開始。多少の欠席もありましたが合計22人の参加者で予定通り4班に分けることにしました。

かながわトラストみどり財団の挨拶のあと、スケジュール等の紹介、安全については特に熱中症対策の水分補給等について説明をしました。次に愉快なストレッチ体操で身体をほぐして出発。

今年の森を巡るクイズラリーは、森の役目、大切さを知るために、その基礎となる水の循環に注目した内容です。水がどのように流れ、その水を植物がどのように吸収するか等、森の生き物や植物を観察して、理解を深めるのが目的。水の動き、樹々の比較、葉の付き方、役目等の質問をつくりました。各リーダーは標識のある場所等で子供たちに問い掛け、考えさせ、解説を加えていました。時には大人の想像を超えた子供たちの答えに、リーダーが戸惑う場面もありました。

12時頃ワークセンター到着、昼食・休憩後、13:00よりゲーム開始。最初は動植物のカルタ取りです。例年同様、班別対抗にしたので、大いに盛り上がりました。昨年、時間の関係でカットとした決勝戦まで行いましたが、ここまで来ると学習効果もありカルタの取リ方は相当早くなっていました。

次に「コウモリと蛾」のネイチャーゲーム。このゲームはまず10人位で手をつなぎ人の輪を作ります。その中で1人が目隠しをしてコウモリになり、蛾になった3人に声をかけながら捕まえるというものです。小さい子がコウモリになった場合少し大変でしたが、そこは輪を小さくしてカバー。大変な熱気となりました。感想文でもこのゲームが一番面白かったというのが多かったようです。

小休憩後、プログラムリーダー手書きの紙芝居よるクイズラリーの回答と森の役目の解説、さらにストローと長いチューブによる樹の水の吸い上げ体験。いずれも参加者は森の役目それを構成する植物に対する興味を深めていました。

この後アンケート・感想の記入と発表、修了証授与と講評の後閉会となりました。アンケート・感想にも「ネイチャーゲームが楽しかった」「水や森の役割が分かった」「また参加したい」との声が多くありました。

2017年度の第1回かながわジュニア・フォレスター教室は、天気にも恵まれ、参加の皆様、多くのスタッフの協力で、無事終了することができました。

第2回「森で暮らそう」は足柄森林公園丸太の森で1泊キャンプです。詳細はこちら

活動の様子を写真でご覧下さい。

北口で受付

開会のあいさつ

ストレッチ体操

蓮池付近で観察

クヌギの解説

ホタルと水の説明

葉はどのように付いているかな?

この水はどこから来たの?

昼休みに草笛の練習

後援いただいたダイドーさんの飲み物を美味しくいただきました

生き物カルタ取り

ネイチャーゲーム

紙芝居で森の説明

感想発表

閉会式で修了証授与

最後に参加者全員で集合写真