四季の森公園 自然を訪ねて ~樹の花~


開催日時:2015年4月19日(日)13:00~15:00
参加者数:38名(会員11名を含む)

観察会開始1時間ほど前から降り出した小雨も開始時刻迄には止み、雨に濡れて、一層滴るばかりの新緑の園内を3班に別れて、観察会を実施しました。

観察会では、雌雄同株のケヤキ、コナラ、今が見頃のウワミズザクラ、雌雄異株のカツラ、アオキ、キブシ等30種を超える樹木に加えて、林床で花開いたチゴユリ、ホウチャクソウ、ナルコユリ、クマガイソウなどの草花も観察しました。

里山に戻ってきた新しい生命を一杯吸い込みながら、各班のコミュニケーションも弾み、2時間はあっという間に過ぎていきました。

参加者の皆さんには充分ご満足していただけた観察会だったと思います。

北口管理事務所前に集合

北口管理事務所前に集合

カツラの説明に耳を傾ける参加者の皆さん

カツラの説明に耳を傾ける参加者の皆さん

ヤマグワの説明を聞く参加者の皆さん

ヤマグワの説明を聞く参加者の皆さん

コナラと昆虫の深い関係を説明

コナラと昆虫の深い関係を説明

今が見頃のクマガイソウ

今が見頃のクマガイソウ

今が満開のウワミズザクラ

今が満開のウワミズザクラ


神奈川の身近な自然を訪ねて ~小田原城・箱根板橋周辺の歴史と自然を楽しむ~


開催日:4月12日(日)晴れ
参加者:59名(内JFIK会員11名)

“春に3日の晴れは無し”どころか、雨続きだった昨日までとは打って変わり、この日に狙いを定めたように“おひさま”が久しぶりに顔を覗かせた。

小田急箱根登山鉄道「箱根板橋駅」から、7班に分かれてスタート。北条氏康が上水道として施設したとされる小田原用水に沿って歩く。用水路に沿って、ハナニラ、ツタバウンランのかわいい花々。

程なく、昭和の電力王、松永安左ヱ門の旧自宅敷地にある松永記念館に着き、茶室(老欅荘)や庭園を見学。数寄屋造りの茶室や、シダレザクラ、テンダイウヤクなどを楽しんだ。

さらに、香林寺を訪ね、ヤマブキ、カリン、アケビ、ウンナンオウバイ、リュウキュウバイなどの春の花の木を愛でた後、明治の元勲山形有朋の別荘(古稀庵)を経て小峰の大堀切に。

大堀切は北条氏が構築した空堀で、周囲9キロに及ぶ戦国期最大の城郭。空堀の底を歩くと、ホウチャクソウ、ヤブレガサ、ウラシマソウ、ウバユリ、ナツトウダイ、セントウソウなど、珍しい草花の宝庫だった。

城山公園での昼食後、小田原高校周辺林を歩く。この辺りも、中世小田原城の遺跡。カシ類、クスノキ、ヤブツバキなどが林立する。山を下り、小田原城内に。バクチノキ、カリンの花などに、参加者の方々は、「へぇ~!」「まあ、かわいい!」と。

天気も良く、楽しいひと時は、二の丸公園で解散となりました。

老欅荘 スイレンを見る

老欅荘 スイレンを見る

老欅荘 シダレザクラ

老欅荘 シダレザクラ

小田原高校周辺林

小田原高校周辺林

小田原城 スズメノエンドウ

小田原城 スズメノエンドウ


神奈川の身近な自然を訪ねて ~鎌倉の原風景を求めて 山崎、台峯を歩く~


開催日:3月29日(日)晴れのち小雨
参加者:91名(内JFIK会員 15名)

3月23日には、横浜地方気象台より神奈川県の桜開花宣言も出され、観察会にはうってつけの時季となりました。

76人の参加者の方が湘南モノレール大船駅に集合し、7班に分かれスタートしました。
最初は旧江ノ島道と推定される道を通り、天神山に向います。道沿いの畑には、フキノトウやハルノノゲシ、ヒメオドリコソウなどが迎えてくれます。

山崎天神の入口から200有余段の階段を上ると天神山の北野神社に着きます。途中にはウラシマソウなどが咲いています。珍しい様式の宝篋印塔を見た後に、照葉樹林の天神山を歩き、クスノキやタブノキ、クロガネモチなどの大木を見ます。

天神山を下り、レンギョウやウンナンオウバイなどが咲く江ノ島道を進むと鎌倉中央公園にでます。途中の小川沿いの道には、ヒトリシズカやキブシ、ウグイスカグラなどが咲いています。

鎌倉中央公園で昼食を摂り、途中で、北大路魯山人の旧宅などを見たあとに、今日のハイライトの台峯緑地を歩きます。ほとんど手つかずのままの台峯谷戸に、参加者の方から驚きの声があがっていました。

台峯谷戸を過ぎてから予報どおり小雨が降り出しましたが、春の季節を感じた一日でした。

天神山ウラシマソウ

天神山ウラシマソウ

天神山宝篋印塔

天神山宝篋印塔

鎌倉中央公園の桜

鎌倉中央公園の桜

台峯谷戸を歩く

台峯谷戸を歩く