日 時:9月20日(日)13:00~15:00
参加者:一般 22名、公園 1名、スタッフ 12名
「シダの観察会」というと地味な印象ですが、この日は好天にも恵まれ、中高年の方を中心に、20代から各年代の方が20人以上参加されました。
シダは、花は咲きませんが、またそれゆえの魅力や味わいのある植物です。参加者は、四季の森公園のいろいろなシダの形、色、つや、手触りなどの違いを熱心に観察し、暮らしぶりや魅力を実感されていました。
観察したシダは、ベニシダ、イヌワラビ、オオハナワラビ、オクマワラビ、イノモトソウ、イノデ、ゼンマイ、イワガネゼンマイ、カニクサ、ゲジゲジシダ、ミゾシダ、ミドリヒメワラビ、イヌシダ、トラノオシダ、ヤブソテツ、ミズニラ、ホソバシケシダ、スギナ、トクサ、リョウメンシダ、ジュウモンジシダ、コウヤワラビ、ノキシノブ、タチシノブ、オオイタチシダ、ホシダなどです。
また、私たちがシダとして普通に見ているのは、胞子体(胞子をつけ、それを散布するための状態)ですが、もう一つの体を持つ時期があります。胞子が地面に落ちて細胞分裂してできる、造卵器と造精器を持った「前葉体」です。前葉体は、1cmにも満たない大きさですが、これも観察しました。
参加者の方からは、「シダもよく見ると形や色が繊細できれいですね。」「いろいろなシダがあることが分かりました。」「シダに対する見方が変わりました。」「楽しかったです。」などの感想を頂きました。