神奈川の身近な自然を訪ねて~初秋の洒水の滝・河村城址を楽しむ~


開催日:9月27日(日)曇り および 9月30日(水)晴れ
参加者:両日合わせ108名(内 JFIK会員13名)

JR御殿場線の山北駅集合。9月27日は5班(一般参加者42名)、9月30日は6班(一般参加者53名)に分かれてスタートしました。

今回のルートは「美しい日本の歩きたくなるみち500選」「日本の滝百選」「全国名水百選」「かながわの景勝50選」「かながわ未来遺産100」「かながわのまちなみ100選」と「森林セラピーロード」と「森林セラピー基地」として選定されています。

山北駅前通りのたくさんの古い建物にその往時の賑わいに思いを馳せながら、最初の目的地である1580年の草創の室生神社に行き、かながわの名木100選のボダイジュ、町指定天然記念物のイチョウ、ケンポナシ、カヤ、ケヤキ、ムクノキ、クスノキ、タブノキ等の一見の価値がある大木を観察しました。

室生神社では神奈川県指定無形民俗文化財である流鏑馬が毎年11月3日に例大祭神事として行われます。

次に「河村城址から洒水の滝」の森林セラピーコースをゆっくりと登り、河村城址までのフィトンチッド溢れる森を楽しみながらたどり着くと、偶然にも山北町の歴史的遺産である河村氏一族を偲ぶための祭事の「河村城まつり」(9月27日のみ)が行われていて、太鼓の競演、武田信玄の軍の侵入を伝える「のろし上げ」の実演を見ることが出来ました。

そして眼下に酒匂川を見ながら、河村城址をゆっくりと下り、日向活性化施設から見えるのんびりとした田園風景、山並みそして咲きほこる秋の草花が心身ともに「癒し」を与えてくれる里山の絶景を楽しみました。

そして、最終目的地である洒水の滝から流れる酒匂川の支流である滝沢川沿いの樹木や野草を眺めながら歩きはじめると、急に温度差を体感できる別世界が始まり、水量充分の流れ落ちる落差69メートルの洒水の滝、その音、マイナスイオン、「全国名水百選」の水等が、しばし心身ともに「安息」のひと時になりました。

帰りには、事前に手配した地場産野菜の販売所でショッピングタイム、そして洒水の滝入口には山北駅までのチャーターバスが待っており、バスの中の参加者の皆さんの笑顔が印象的でした。

かながわ名木100選の室生神社のボダイジュ前

かながわ名木100選の室生神社のボダイジュ前

山北駅前の鉄道公園の蒸気機関車と桜並木

山北駅前の鉄道公園の蒸気機関車と桜並木

河村城畝掘り

河村城畝掘り

河村城址祭りで、のろし上げの実演

河村城址祭りで、のろし上げの実演

洒水の滝

洒水の滝

洒水の滝の野菜直売所前にて

洒水の滝の野菜直売所前にて