神奈川の身近な自然を訪ねて~高尾山のブナの新緑と春の花を楽しむ~


日 時:4月15日(土)10:00~14:30晴のち一時雨、4月19日(水)10:00~14:30晴
場 所:八王子市
参加者:一般81名(15日35名、19日46名) JFIKスタッフ9名

年間260万人が訪れるという人気の高尾山で新緑と春の草花を楽しみました。

日本一急勾配のケーブルカーを利用し、メインの1号路を通り山頂まで歩きました。途中ではブナ、イヌブナ、イロハモミジ等の新緑を楽しみ、シュンラン、ヤマルリソウやエイザンスミレ、ナガバノスミレサイシン他多くのスミレ類も迎えてくれました。「殺生禁断の地」として守られたスギやモミの巨木も見事で、皆様に高尾山の歴史を感じていただけたようです。ヤマザクラ、ミツバツツジも満開でした。

15日はあいにく春霞に隠れていましたが、19日は山頂では富士山が雄姿を見せてくれました。帰路は4号路を下りヒナスミレ他多くの草花や「美人ブナ」やハリギリの巨木等を観察しました。15日は人の多さと一時の雨に見舞われましたが、両日とも春を堪能した一日でした。

日本一の急勾配を登るケーブルカーに乗って出発

推定樹齢450年、幹回り6mの「蛸杉」
天狗衆の道路工事の際一晩のうちに根をくるくる曲げたと言われる

ヤマルリソウ
花の中心に穴があり、中に雄しべと雌しべが隠れるようについている

ナガバノスミレサイシン
高尾山を代表するスミレの一つ。名の通り葉が長く、距が短いのが特徴

神変堂
修験者の役小角にちなむ。なぜか額の文字は故佐藤栄作元総理大臣の揮毫

ケヤキの古木に造られたムササビの巣穴

薬王院本堂のカラス天狗
神仏混交の地、高尾山の本堂にはしめ縄が下がり、建物も神社風につくられている

599mの山頂から富士山を望む
高尾山の「浅間神社」にお参りすると、富士山登拝と同じご利益があると言われている

伐採された中心が腐食したモミの巨木
立ち木の隙間を狙い見事に倒された

吊り橋を渡る 少しアドベンチャー気分


四季の森公園 自然を訪ねて~樹に咲く花~


日 時:4月16日 13:00~15:00 天候:晴れ
参加者:一般:21名(内 子ども2名)、スタッフ12名、公園:2名

サクラの花吹雪の中、気持ちの良い状況で観察会を実施しました。
華やかな樹の花や地味な樹の花をメインに、沢山の草花を眺めながら進行しました。

2時間の観察を楽しく過ごしていただけたと思います。

折しも、まさに山笑うという感じでした

ナノハナが咲く中、下見をしました

クマガイソウも咲き出しました

ウワミズザクラも花の穂を伸ばしていました

観察会の開始です。3班に分かれて出発しました

カツラの地味な花の説明から始まりました

2班は左回りで進みました

もう1班は右回りです

お子さんも一生懸命観察していました

中間地点で3班が交差しました

シナサワグルミの花と複葉を確認しました

キブシの木には、アオダイショウがじっと休んでいました

ミツバツツジの色合いが鮮やかでした