神奈川の身近な自然を訪ねて ~鎌倉長谷周辺の歴史を訪ね、秋の海に思い馳せる~


日 時:11月22日(水)晴れ、および25日(土)晴れ
参加者:11月22日 30名 25日 60名 両日合わせて 90名

江ノ電長谷駅に集合、霊源閣に向かいました。霊源閣は、大正期に、山本条太郎氏の別邸として建築された数寄屋建築です。建築当時の状態がほぼ保たれており、2016年に国登録有形文化財に指定されました。

大広間で霊源閣の歴史の説明をしていただき、その後、茶室や客間などを案内していただきました。庭園では、アカマツ、マテバシイ、スダジイ、カクレミノ、紅葉したモミジなど多数の樹木を観察しました。

霊源閣は、標高約40mの高台に建てられており、大広間や庭園からは由比ヶ浜から材木座の海岸を一望することができました。

安齊商店、加賀谷邸、長谷子ども会館(旧諸戸邸)など、鎌倉市の景観重要建築物に指定されている建築物を見ながら、長谷の旧市街地を歩き、甘縄神社、そして昼食場所でもある鎌倉文学館に向かいました。

甘縄神明宮は、鎌倉最古の神社ともいわれています。社殿は、相模湾を望むことが出来る高台にあり、背後には、照葉樹の森が広がっていました。神社の手前には、故川端康成邸があります。

鎌倉文学館は、昭和11年旧加賀藩前田家第16代当主前田利為氏が建築したもので、相模湾を見下ろすことが出来る高台に位置しており、当時の鎌倉の別荘を代表する建物の一つです。館内では、川端康成、小林秀雄、里見弴、大佛次郎など、300人を超える鎌倉ゆかりの文学者が紹介されていました。特別展「リスペクト 好き、好き、大好き」が開催されていました。

展示を見学した後、庭園で昼食。昼食後、は、バラ園を見学。様々な名前が付けられたバラを鑑賞しました。

海浜植物のハマユウ、イソギク、ハマヒルガオなど、また、海岸に打ち上げられた海藻や貝などを観察しながら由比ヶ浜を歩き、海浜公園から坂ノ下の住宅地を抜け、江ノ電長谷駅に戻り解散としました。

霊源閣の紅葉

霊源閣の庭園

甘縄神明宮

鎌倉文学館

鎌倉文学館のバラ園を見学

由比ヶ浜で三浦半島等の景観を説明

海浜公園でソテツの観察