神奈川の身近な自然を訪ねて
~鎌倉古刹の名木古木と、鎌倉幕府ゆかりの地を巡る~


日 時:2022年10月19日(水)、22日(土) 10:00~15:00
場 所:鎌倉市
参加者:一般67名(19日 24名、22日 43名)、スタッフ9名

午前は、JR北鎌倉駅をスタート。江戸期まで「駆け込み寺」として多くの女性を救ってきた東慶寺、鎌倉五山第四位の浄智寺、樹木が生い茂り昼でも薄暗い亀ヶ谷坂(切通)を通り寿福寺に向かいました。

東慶寺では、サンシュユやサネカズラの実、タイワンホトトギスの花など多くの秋の植物を観ることができました。また、西田幾太郎、岩波茂雄。和辻哲郎などが眠る墓地を訪ねました。
浄智寺では、鎌倉十井の一つである甘露ノ井や鎌倉市天然記念物に指定されているビャクシン、コウヤマキ、エドヒガン等の樹木を観ることができました。
亀ケ谷坂(切通)では、切通の景観や地層を観察。また、イヌカタヒバ、リョウメンシダ、コモチシダ等のシダを観ることもできました。
亀ケ谷坂(切通)を抜けた後、切り立った斜面に掘られた「やぐら」、また、道沿いのフタバハギ、アオジソ、チャ、イヌマキ等の植物を観ながら扇ガ谷から扇川沿いに歩き、寿福寺門前で昼食としました。

午後は、寿福寺、鎌倉唯一の尼寺である英勝寺、鶴岡八幡宮を訪ねた後、人通りの少ない小道を通り、若宮幕府跡、大佛次郎旧邸、宇津宮幕府跡、大巧寺等を経て、JR鎌倉駅で解散としました。
寿福寺では4本のビャクシンの古木をはじめモッコク、タラヨウ等、英勝寺では樹齢300年と推定され鎌倉市天然記念物に指定されているトウカエデやキササゲ等、鶴岡八幡宮では、2010年に倒れた大イチョウやご神木のナギ、イヌビワ、カジノキ、ドングリを付けたウバメガシ、クスノキ、オガタマノキ等の樹木を観ました。

東慶寺

浄智寺

亀ヶ谷坂(切通)

扇川

鶴岡八幡宮